スイス時計業界は、SWISS MADEというブランドを与える事でスイスの国益を守る事に成功している。SWISS MADEと時計に記載できるのは、スイスメイド法を順守する必要がある。
1971年のスイスメイド法
2017年の改定スイスメイド法
1971年のスイスメイド法の加え、ムーブメントと外装の60%がスイス製である(コスト換算)こと が追加された。
これらはスイス時計協会(FH)が定めた条件であり目的は3つある。
3つの目的についてはお行儀のよい建前であり、本質的にはスイスの国益を守るためスイス国内に本社があり、スイス国内で製造、最終検品までおこなう必要を強要するための仕組みである。
このような条件を設けているのはスイスのみだが、見方を変えれば SWISS MADE のような強力なブランド力をもった国が存在しないとも言える。