マークジェイコブス
マークジェイコブス(Marc Jacobs)って何だか舌を噛みそうな名前ですが、実はニューヨーク生まれの有名デザイナーであり、彼の立ち上げたブランド名です。
マークジェイコブスが手がけた洋服やバッグ、小物などは、おちゃめでユニークなデザインが多く、世界中で人気を集めています。
ここ日本では、キルティング生地(マトラッセ)で出来た、がまぐち型のバッグ「スタムバッグ」が大流行し、瞬く間にその名が知れ渡りました。
マークジェイコブス物語
マークジェイコブスと言えば引き締まった体に、とってもハンサムお顔立ちなので、隠れファンも多いのではないでしょうか?
はい、私もあの彫り深い、知的な顔立ちでありながら、それを覆すようなオモロな行動を取るマークジェイコブスのファンの一人です。
そんなマークジェイコブスの誕生から現在、おはようからオヤスミまでご紹介します。
マークジェイコブスは1963年、アメリカ・ニューヨークで誕生。彫りの深いイケメンなお顔立ちからも何となく解りますが、ユダヤ系アメリカ人です。
彼はハイスクール・オブ・アート・アンド・デザインに続き、パーソンズ・スクール・オブ・デザインでデザインを学びました。
パーソンズと言えば、著名なデザイナーを輩出していることで有名ですが、彼はその時代を、アナ・スイやジャスティンデイビスとともに過ごしています。(異色の超豪華メンバーです。)
スクール時代は栄誉ある賞を受賞し、その後はペリー・エリスでデザイナー修行。その努力と功績がオンワード樫山(アメリカ)の目に止まり、1986年に同社の支援を受け自社ブランドを設立しました。
それから10年後の1996年に独立し、その後の彼の活躍は飛ぶ鳥落とす勢いで現在に至ります。
有名なところでは、1997年からルイ・ヴィトンのデザイナーを務めており、ヴィトンの既成概念を覆すようなデザインを次々と発表しています。
マークジェイコブスは私生活に於いて、ゲイであることを公表しています。
そして2009年には、かねてからお付き合いしていた男性、Lorenzo Martone氏とご結婚されました。クリスマス休暇にカリブの島で挙式を挙げたそうです。
お二人の仲のいい姿やエピソードなども、公に公表していたので、あたたかく見守っていたファンも大勢いたと思います。
余談ですが、お相手の男性はブラジルの方で、広告代理店経営者という、これまた大物。大物二人、そしてイケメンとは、世の中なんとも不公平ですねぇ・・・。
何はともあれ、マークジェイコブスの生き方、一般的にはタブーと言われることも隠すことなく、堂々としている姿がとても素敵です。
マークジェイコブス ブランディング
現在、マークジェイコブスブランドは
・マークジェイコブス(MARC JACOBS)
・マーク バイ マークジェイコブス(Marc By Marc Jacobs)
2つのブランドがありますが、マーク バイ マークジェイコブスは、価格帯が抑えられたセカンドラインです。
マークジェイコブス 日本での活躍
マークジェイコブスの日本でのブランディングは、以前はルック株式会社と三菱商事株式会社がライセンス契約を結んで商品展開していました。
2009年から、マーク・ジェイコブス・インターナショナルと住友商事の合弁会社が設立されたので、ここからさらにパワーアップして、独自路線を展開しています。
マークジェイコブスとルイ・ヴィトン
1997年にルイ・ヴィトンの服飾部門のデザイナーに就任して以来、現在はレディースを一手に担当しているマークジェイコブス。
そのマークジェイコブスに只ならぬ噂が流れていたのが2011年秋。
その内容はマークジェイコブスがクリスチャン ディオールのクリエイティブ・ディレクターに就任するのではないかと言うものでした。
マークジェイコブスのデザインするヴィトンの洋服なんぞ、ボーナスが入っても買えない私ですが、「ディオールには行ってほしくないなぁ」などと思っていました。
・・・が、そんな私の心配は杞憂だと言わんばかりに、10月11日 MODE PRESSで、マークジェイコブスがルイ・ヴィトンへの熱い思いを語ってくれました。
インタビューの回答で印象的なのは、何度もルイ・ヴィトンの「デザインチーム」の事を口にしていること。
このデザインチームは最高、このデザインチームに感謝していると・・・。
その内容からは、マークジェイコブスがいかにルイ・ヴィトンを大切に思っているのかが、しみじみ思わされる内容でした。
バッグばかり作っていたルイ・ヴィトンが、当時、無名のマークジェイコブスを起用。
そこから服作りを始め、初のコレクションから大成功を収めた訳で、どちらが欠けても現在の姿はあり得なかったはず。
そんな愛するルイ・ヴィトンのバッグを持って撮影されたのが、この衝撃的な1枚。
これは、2001年にコラボしたスティーブン・スプラウスのグラフィティを体中にペイントした姿なんですが、こんな「!」な事も、マークジェイコブスだから許せてしまうんでしょうね。
ちなみに、この撮影は、レディーガガの写真集のカメラマンでも有名な、テリー リチャードソン氏の撮影です。
しかし、すごく嬉し楽しそうなマークジェイコブス。イケメンでおちゃめなマークジェイコブスのこれからが楽しみです。
マークジェイコブス バッグ
右:Jessica Stam
スタムバッグ
マークジェイコブスのバッグと言えば、何と言っても「スタムバッグ」です。
このスタムバッグは、カナダのモデル、ジェシカ・スタムのためにマークジェイコブスがデザインしたバッグです。
ジェシカ・スタムとは、マークジェイコブスをはじめ、アナスイ、ミュウミュウ、グッチ、プラダ、ドルチェ・ガッバーナなど、錚々たるブランドの広告に登場している一流モデルさんなのですが、そんな美しい彼女に触発されて作ったバッグが、このスタムバッグ。
見かけはがまぐちシルエットであろうが、なんだか特別なバックな気がしてきました・・・。
スタムバッグだけで見ると、「うぅ~ん?」と思う人も多いかも知れませんが、このバッグは持ってこそ可愛いのです。見てください、ジェシカ・スタムが持ったこのバッグを。
そして可愛さもさることながら、このバッグの良さは持ってみて初めてわかります。
まずはスリに会う確率が格段に減ります(キッパリ)。それから意外と収納力があります。デザイン的にはあまりパンパンだとカッコ悪いのですが、ともかくなんでもかんでも入れられます。
そんなんで私の場合は、重くなるのがたまにキズです。そして重要なのは・・・このバッグを持つときのお財布はがまぐちにする事。がまぐちINがまぐちと言う事で(笑)。
素材はマークジェイコブスの代名詞ともいえる
マトラッセ。スタムバッグのデザインとの調和が良く取れています。
左からStam、Mini Stam、Little Stam
スタムバッグには、実は大きさ別に3種類あります。
ジェシカが持っているのは一番大きいものです。
手提げにするのはこのタイプが一番いいのですが、ショルダーにするなら、その下のMini Stam、Little Stamがカワイイと思います。
チェーン状のショルダーストラップは取り外しが可能。ジェシカみたいに、取り外して手提げスタイルにするとエレガントですし、デニムなどは、真っ赤なミニスタムを肩から下げても可愛いですね。
しかし・・・可愛いのはデザインだけで、価格が可愛くない(笑)。スタムバッグは一番大きいサイズの定価が20万円くらいなので、ボーナスでも入らない限りなかなか踏ん切りがつきません・・・
【マトラッセ】
マトラッセはフランス語なんですが、布面に刺し子風の浮き模様のある織物のことをいいます。
簡単に言うと、キルティングのことですね。素材は、皮に限ったことではありません。
The Classic
そして、私イチオシのバッグといえば、The Classicです。
スタムバッグは可愛いけれど、年齢を重ねてくると、ちょいっとキツイものがありますからね。その点、このThe Classicは、エレガントで正に大人の女性にふさわしいバッグです。
革は牛ではなくてヤギなので、なんとなく表面がピカピカしたような感じで、個人的には薄くて軽くて丈夫な気がします。
水汚れも革に吸い込まれるようなことがないから、ヘビロテOK。そして、物がタップリ入って型崩れがないので、オフィスに持っていくのにとても重宝しています。
その他バッグ
左からRio、The Single、The Classic
左からWhitney、Tribeca、Thompson、Manhattan
左からCourt、Kensington、Ryder、Venetia(Large Venetia)
マークジェイコブスでは、スタムシリーズの他にいくつかの代表的なバッグがあります。
・Rio
・The Single
・The Classic
・Whitney
・Tribeca
・Thompson
・Manhattan
・Court
・Kensington
・Ryder
・Venetia
など
マークジェイコブスのバックの価格帯は価格が10万円~20万円位が主流です。
そこを何とか・・・10万円以下に・・・と言う場合、マークバイマークジェイコブスが強い見方です(@_@)/ずばり!
さすがはセカンドラインだけあって、価格帯はマークジェイコブスの半額くらいと考えればいいでしょう。
違いは、価格だけではなく、デザインが全然ちがいます。マークバイマークジェイコブスはどれもこれも、遊び心があって、思わず「カワイイ」と声に出してしまいそうなものが多いです。
マークジェイコブス バッグマークジェイコブス 財布
マークジェイコブスのお財布といえば、リボン財布です。
リボンと言うと乙女チックなイメージになりがちですが、マークジェイコブスのデザインは、大人の甘辛リボンと言う感じです。リボンモチーフは話題が話題を呼び、このデザインの財布は瞬く間に売り切れとなってしまいました。
現在では、あまり手に入らないのでレア物です。
リボン財布の最大の特徴は、リボンとスタッズ。甘辛な組み合わせと、エレガントな色使いはマークジェイコブスらしいですね。
生地はもちろん
マトラッセなんですが、シワ感のあるバッファローレザーを使用しています。で、このお財布はリボンが表。
裏をひっくり返すと、マトラッセの縫い目が引き立って、これまたシンプルなイメージになっています。裏と表がまったく違う表情の財布なので、リバーシブル気分で楽しめます。
マークジェイコブスのお財布は50,000円前後の価格帯となります。
お財布に50,000円も出せないわ・・・と言う方は、セカンドラインのマークバイマークジェイコブスがお勧めです。
こちらは、マークジェイコブスと比べると、上品さやエレガントさに欠けますが、POPでエネルギッシュなデザインが多いです。外見はシンプルだけど、中央にロゴ入りプレートを施し、ファスナーを開ければロゴプリントが一面に広がっている・・・そんな意外性がマークバイマークジェイコブスの特徴でもあります。
マークジェイコブス 財布ミス マーク(MISS MARC)
マークジェイコブスのもう1つの顔・・・と言えば、ご存知、ミスマーク(MISS MARC)。
ミスマーク は、コレクションに沿ったテーマで、毎シーズン登場する、ある意味マーク・バイ・マークジェイコブスの顔です。ミスマークさん、何ともいえない雰囲気がありますよね。
可愛いんだか可愛くないんだか、おしゃれなのか、おしゃれじゃないんだか・・・
シーズンごとのテーマで着替えるユニフォームも、時にはフライトアテンダント、時にはファーストフードの店員、そして時には海賊など・・・
ミスマークのデザインは、当然マークジェイコブスがしているのだろうけど、こういう遊び心があるところが、彼らしい。
気になるところでは、ミスマーク誕生の背景には、誰かがモチーフになっているのか、いたずらで書いたものなのか、はたまた、マークジェイコブスの好みを書いたのか?いや、そんなことは無かった、彼はゲイだったので・・・
まぁ、とにかく私もミスマークが大好きで、バッグ、Tシャツ、時計などいくつも持っています。
しかも恐ろしいことに、一回凝りだすと、いろいろなパターンのミスマークグッズが欲しくなります。通称:ミスマーク病です(笑)。
私のコレクションの中では、Tシャツはすごくお気に入りで、もう生地が薄れるほど着ましたが、これを着ると結構目立つので、慣れるまで恥ずかしかったですが・・・
そして・・・どうしても欲しかったけど、諸所の事情で断念したのが、この水着。
Tシャツで恥ずかしがっているくらいだから、無理って言えば無理なんですけど、すごいよね?すごいでしょ!切れ込み具合が半端じゃなかったのであきらめましたが、・・・いや、あきらめて正解の一品でした。
マークジェイコブス 時計
マークジェイコブスの時計、正確にはマークバイマークジェイコブスの時計ですが、おしゃれな女子に人気がありますね。
機械式時計が大好きな私としては、正直、マークジェイコブスの時計は買う気がしませんでしたが、どうしてもミスマークのものが欲しくて、ついつい買ってしまいました。
で、着けてみると意外と可愛くて、結構な頻度で使用しています。そして今ではお気に入り。
バーキン持ってロレックスとか着けると嫌味だけど、バーキンにミスマークの組み合わせ、ブランドバッグにマークジェイコブスの時計は、何かが?適度な感じがして、私は毎回このパターンです。(笑)
一部ゆるい感じのコーディネイトがすっかり気に入ってしまい、なんと2個目も購入してしまった私です。(またまた、ミスマークのものです。)
価格帯は、基幹ブランドからの発売ではなく、セカンドラインから発売しているだけあって、1万円台から3万円台が中心。
価格が手ごろなところも、人気の1つでしょうね。
マークジェイコブスの時計は下記のシリーズで展開されています。
・ヘンリー ・ブレード ・リベラ ・ペリー
・ロック ・エイミー ・マーシ ・その他
マークジェイコブス 時計マークジェイコブスの時計は腕時計の他に、ペンダントウォッチも人気です。ハート、サクランボ、そしてミスマークなど他のブランドでは無いような変わった、キュートな物ばかりなので要チェックです。
マークジェイコブス ペンダントウォッチマークジェイコブス iphoneケース
マークジェイコブスのiphoneケースは、様々なデザインやカラーバリエーションがあります。
そのデザインは、定番のマークジェイコブスのロゴや、たくさんのくちびる、中には恐竜と言ったものまであって、マークジェイコブスのファンのみならず、老若男女お使いいただけます。
価格は、デザインによってまちまちですが、セカンドラインのマークバイマークジェイコブスからの発売なので、WEBなどで5,000円前後で購入できます。
そして私のおすすめは何と言っても「ミスマーク」のデザインです(やっぱり!笑)。
単に私がミスマーク好きと言う事なんですが、まぁ、見てください。この独創性の高いデザインを・・・。
ミスマークのデザインは、この他にもかなりたくさんあるので、可愛くて可愛くて目移りしちゃいそう。
・・・とはいえ、私、実は残念なことに、スマートフォンですがiphoneではありません(泣)。
でも、このケースが欲しいので、iphoneに替えようか思案中です。
ご注意いただきたいのは、WEBで安価に販売されているマークジェイコブスのiphoneケースの中に、コピー品があるようです。
コピーを買わないためにも、信頼のおけるショップでご購入下さい。
マークジェイコブス 店舗
マークジェイコブスの商品は、今やWEBでバッグ、時計から洋服に至るまで、何でも買えるようになりました。
私も良くWEBショップを利用しますが、実際に店舗に出かけてみると、マークジェイコブスの商品の素晴らしさが良くわかります。
手に取ってみると、その品質の良さに納得が出来るんですね。
そして、ぜひ訪れて欲しいおすすめの店舗は、2010年12月にオープンした青山の旗艦店。
さすがに旗艦店と言うだけあって、ショップの前に立っただけで、ラグジュアリーな風に吹かれまくりです(笑)。
ハイエンドな品揃えで、少々怖気づきますが、WEBにはない素敵な商品もそろっているので、是非お出掛けください。
マークジェイコブス 店舗海外店舗
マークジェイコブスの海外店舗は、アメリカ・アジア・ヨーロッパなど各国にあります。
海外旅行のついでに、大好きなバッグや靴なんかが安く買えたらうれしいですから、ぜひ立ち寄ってみる事をお勧めします。
私は数年前、韓国のロッテ百貨店に行ったことがあるのですが、日本のショップでは見たことが無い素敵なお財布があったので、思わず買ってしまいました。
価格も日本店舗の40%OFFくらいだったので、飛行機代が浮いちゃうくらい得しました。
海外旅行の店舗についてはこちら→
マークジェイコブス 店舗の海外店舗をご確認ください。
リトルマークジェイコブス
Little Marc Jacobs ってみなさんご存知でしたか?
はい、読んで字のごとく、リトルマークジェイコブスのベビー&キッズブランドで、本家アメリカでは人気が高くSOLDOUT続出との様子。
肝心のデザインですが、ミスマークを用いた、遊び心満載のポップな物から、大人顔負けのセクシーなデザインまで様々です。
大人用で目をひいた、真正面にミスマークのプリントの水着のキッズ用や、アニマルパンプスも、マウスパンプスとなって発売されています。
現在は、新宿・大阪の伊勢丹に入っている「リ・スタイル」というショップでお取り扱いがあります。そうだろうな・・・と予想はしてたものの、実際に見ると個性的でとってもかわいいので、ぜひチェックしてみてくださいね。
マークジェイコブス バッグマークジェイコブス 時計マークジェイコブス ペンダントウォッチマークジェイコブス 財布
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